安定同位体比分析による産地判別では、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉等)の加工品の検査にも対応します。
ハム、ベーコン、ソーセージ、ジャーキー等の加工品であっても、安定同位体比分析では、食肉中の組織構成原子の安定同位体比を分析しますから、加工品であっても分析検査が可能です。
ただし、ミンチ状で複数の原料が均一に混合されていたり、高度な加工(焼成等により組織が焼けているような状態。 熱が掛かっていても内部の肉部分については分析可能です)された部分の分析では、注意が必要です。
複数の産地由来の食肉が混合されている場合は、当該検体は、それぞれの産地由来の安定同位体比が混合割合に比例して変動する事になります。 従って、このような場合は、例えば国産かどうかの判別では、外国産由来食肉の混合比率により影響が出る事になります。 詳しくは、分析業務部にお問い合わせください。