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果汁異性化糖混入検査 | 産地判別検査の同位体研究所

果汁異性化糖混入検査

コーンシロップ・サトウキビ由来糖(C4植物)以外のてん菜糖(C3植物)の添加についても判別対応しました。 本検査で糖添加・水添加、またレモン果汁については、クエン酸などの添加についても検出されます。

果汁に含まれる糖と添加された糖の炭素及び酸素安定同位体比の相違をもとに100%果汁への糖の添加の判別を行うものです。 異性化糖の場合、炭素同位体比が果汁由来の糖よりも高く、炭素同位対比が100%果汁よりも高くなる事から、糖添加が判別されます。 この分析検査は、安定同位体比の対比による異性化糖などC4植物由来糖類の検出を行います。 てん菜糖(C3植物由来糖)が添加されてる場合には、炭素安定同位体比での検出は困難ですが、果汁への糖添加や、レモン果汁などへのクエン酸添加が液状にて行われる為、果汁本来の水分ではなく、外部水が添加されます。 各種濃縮果汁、ストレート果汁の炭素、酸素安定同位体比のデータベース及び各地の果実・果汁の安定同位体比データベースを踏まえて、炭素安定同位体比・酸素安定同位体比の分析による果汁(濃縮・ストレート)のデータレンジとの相違を検査し、添加の有無を判定します。 糖添加以外に、レモン果汁へのクエン酸添加についても判別します。 2010年秋より、果汁内部標準法を導入。 果汁中のタンパク質安定同位体比を測定し、果汁由来炭素安定同位体の内部標準とする事で、より精度の高い含有判別が可能となります。 また合成クエン酸の添加判別検査を開始。
対象農産物
果汁、果汁飲料
分析法
炭素・酸素安定同位体比分析(果汁、果汁糖の安定同位体比分析)
合成クエン酸含有検査
検査費用
25,000円(1検体・別途消費税)
検査所用日数
2-3週間程度
検査内容
果汁含有割合判別(おおむね5%以上の含有から) 果汁タンパク質の安定同位体比測定による内部標準法により、より高精度の添加割合判別が可能となりました。
合成クエン酸の添加判別も受託開始
100%果汁の判別(欧州果汁ネクター製造協会統一準拠ガイドライン参照及び日本同位体分析研究所データベースによる修正含む)
炭素・酸素安定同位体比分析による異性化糖、水添加の有無の判別
果汁含有割合については、10%単位での判別とします。 (注意)パイナップル果汁(CAM植物という分類)混合果汁については、対応できない場合がありますので、ご相談ください