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産地判別検査の新たな取り組みを拡大 | 産地判別検査の同位体研究所

産地判別検査の新たな取り組みを拡大

生育地環境履歴(安定同位体比)と地理的遺伝分布(地理的遺伝子多型)による新たな産地判別検査の提供へ

安定同位体比による産地判別とは、生物が成育する場所の環境に分布する安定同位体比(窒素、炭素、酸素、水素等)を分析し、品目別に構築された安定同位体比データベースとの統計解析(判別分析等)により検査対象の検体がどの地域グループに属するかを判別します。 いわば「生育環境の指紋」による産地判別です。

一方、遺伝子解析の発展により、同じ品種でも、生育地域別で、遺伝子のわずかな配列の相違(遺伝子多型)を高精度に解析する事が可能となりました。 このような地理的遺伝多型を解析する事で、同一品種内での地理的分布(遺伝子多型)を判別する事が可能となります。つまり「品種の地理的遺伝子指紋」を、判別するものです。 この地理的遺伝分布の解析技術開発においては、医療分野遺伝子検査・次世代シーケンサーによる遺伝子解析を行うグループ会社、テンタムス・ジャパンと共同での開発を進めており、同位体研究所が保有する膨大な各地域由来の各種(動植物・水産物等)検体(安定同位体比データベースの構築の基礎となる膨大な産地由来検体群)と遺伝子解析技術を組み合わせる事で、地域別の遺伝子多型群を解析し、新たな地理的判別検査を提供します。この産地判別への異なるアプローチを複合させる事で、より高精度の産地判別検査の提供を可能とします。 新産地判別検査は、11月より順次提供開始予定です。